令和4年度「巨樹名木学習講座」の第2回を、6月12日(日)に開催しました。
講師の緑の相談所樹木医、角田信夫先生から、樹木の特徴・過去の保護対策・現況の樹勢等について指導いただきました。
この日はまず、八王子神社のイチョウ(都留市):市指定天然記念物に行きました。※都留市古川渡891
富士急行「禾生(かせい)」駅の西に八王子神社があり、境内に御神木の大イチョウが立っています。
まだ若々しいイチョウで、姿も樹勢も良く、イチョウの見栄えを考えて周囲が整えられているので、まるで独立木のような感じです。銀杏は少し大きめです。
次に見学したのが、浜沢のケヤキ(上野原市):市指定天然記念物※上野原市秋山11840
樹高30.0m、幹回り8.0m、推定樹齢300年以上、秋山川が作った谷間に、古びた浜沢の部落があり、そこの薬師堂に大ケヤキは立っています。主幹は途中で折れ、縦に大きな亀裂が入っていて、幹の外観は円錐型、下部は幹に付着した緑の苔に覆われて、そこにキヅタが這い上がって、まるで大きな岩のように見えます。
最後に見学したのが、鶴島のムクノキ(上野原市):県指定天然記念物※上野原市鶴島1461
樹高23.0m、幹回り6.3m、推定樹齢700年。
小さな公園に窮屈な状態で立っています。
根元には、小さな道祖神が祀られていて、石塔があります。
根元にはムクノキ特有の板状根が何本も露出して放射状に発達しています。
この日は時間に余裕があったため、以上三ヶ所の他に、鶴島神明社のイチョウ、吾妻神社のオオスギ、野田尻のヒヨクヒバ(以上全て上野原市)も見学しました。