令和2年度「巨樹名木学習講座」の第7回を、11月15日(日)に開催しました。
講師の緑の相談所樹木医、角田信夫先生から、樹木の特徴・過去の保護対策・現況の樹勢等についてご指導いただきました。
この日はまず、竜泉寺の万年マツ(山梨市):県指定天然記念物に行きました。※山梨市市川2151
樹種はクロマツで、寺がこの場所に移されて明和2年(1765)ごろ植樹されたと考えられています。樹形が極めて美しい名木です。根廻り3.75m、目通り2.65m、樹高6.25m、枝張り東6.50m西13.30m、南2.90m、北6.55m。庭園作りの松として県下最大級の規模を誇ります。
次に行ったのが膝立の天王ザクラ(山梨市):県指定天然記念物に行きました。※山梨市牧岡町牧平1759
エドヒガンザクラの巨木。樹齢400年といわれています。近くを流れる清らかな赤芝川との眺めは、美しい中に安らぎを感じます。道を隔てて北側の津島神社を天王さんと呼ぶのにちなみ、天王ザクラといわれています。根回り7.2m、目通り3.9m、樹高14.7m。
最後に行ったのが、洞雲寺八房ウメ(山梨市):県指定天然記念物。※山梨市牧丘町北原1116
「やつぶさ(八つの房)」をつける梅、境内に3本あります。めしべが複数あるため、ぶどうのように見える実が付きますが、実の成長によってはじき落され、一つしか残りません。
この日は時間に余裕があったため、以上三か所の他に、牧洞寺のモミ・城下のシキザクラ・杣口のサワラ林・雲光寺のタラヨウ・日川小学校のクスノキ・歌田の御所ガキも見学しました。(全て山梨市)