令和4年度 第10回緑の教室が7月9日(土)甲府市の県立文学館で開催されました。
講師に山梨環境カウンセラー協会の城野仁志先生を迎え、地球温暖化と緑の果たす役割について学びました。
山梨県の年平均気温は、1975年から2019年の間で約2℃上昇しています。
2100年までの世界平均気温の変化予測では、このままでは最大5.7℃上昇すると言われています。
この講座では、城野先生から、自然と共生する暮らしと社会づくりに向けてのお話をしていただきました。
1.地球温暖化による深刻な気候危機が差し迫っている。
2.世界の国々が協力して、今から2030年頃までに抜本的な温暖化防止策を講じないと、深刻な気候変動が
加速化し、後戻りできなくなる恐れがある。
3.地球温暖化による被害を一番被るのは、今の若者や子供たち。
4.私たちが身近にできる効果的な地球温暖化防止活動として、地域や世界の緑(緑地、農地、森林等)を守り
育む取り組みがある。
5.具体的には、環境にやさしい買い物、地産地消の推進、家庭や地域での豊かな緑(自然生態系)を育んでい
くことなど。
全世界で毎年、1300万ha(日本国土面積の約1/3)の森林が失われる一方で乾燥地の劣化が進み、36億haが砂漠化しています。
森林の減少及び劣化に伴う温室効果ガスの排出量は、世界全体の排出量の約1~2割を占めるため、この減少等を防止することが、地球温暖化対策として極めて重要です。