第8回緑の教室が6月15日(土)富士川町の富士川町民会館で開催されました。                                                     講師に県立武田の杜所長の村山力先生を迎え、希少な動植物と生物多様性について学びました。

この日の講師は武田の杜所長の村山力先生。日本MAB計画支援委員、やまなし野鳥の会理事、山梨県植物研究会理事等、数々の要職に就かれ、森林・環境・動植物・野鳥など幅広い知識をお持ちの先生です。

この日は、国と山梨県で作成した「2018山梨県レッドデータブック」(絶滅の危機に瀕している野生動植物を絶滅危機のレベルごとにカテゴリー区分して掲載した報告書)の作成の経緯や概要について説明していただきました。

また、「どうして生物多様性は危機に直面しているのか」ということで、

❶人間の活動や開発による危機

❷自然に対する働きかけの縮小による危機

❸人間により持ち込まれたものによる危機

❹地球環境の変化による危機

以上4つに分類しそのそれぞれについて説明を受けました。

その他、キタダケソウなどの植物、オオイチモンジなどの高山チョウ、ライチョウなどの鳥類の現状とどのような保護対策がされているかなどについて学びました。