第30回緑の教室 1月19日(日)敷島総合文化会館(甲斐市)で開催

講師に、元昭和大学薬学部講師の磯田進先生を迎え、日本の有毒植物について学びました。

各地で発生する毒草による中毒事故の多くは、山菜や庭などで栽培するや観賞用の園芸植物と誤認した事故がほとんどです。時には死に至ることもあります。

今回の教室では、磯田先生から各地で起きた実例を紹介する中で毒草について学びました。

【事故事例】

  • イヌサフランの鱗茎(りんけい:地下茎の一種)をジャガイモまたはタマネギと誤認した死亡事故
  • ナガイモと間違えてユリ科のグロリオサを食べて食中毒事故
  • ニラと間違えてスイセンを食べて食中毒事故            その他多数。

多くの写真を見ながら説明を受けましたが、毒のあるものとないもの、本当に判別しづらいものが多くありました。

近年森林レクリエーションの需要が高まり、ハイキング等で山に入る人が増えています。

身近な毒草による中毒事故を未然に防ぐための知識は、今後さらに必要になってくると痛感しました。

山梨県造園組合 緑の相談所 緑の教室 有害植物