令和7年度 第1回「巨樹名木学習講座」を、6月14日(土)に開催しました。

講師の緑の相談所樹木医、角田信夫先生から樹木の特徴・過去の保護対策・現況の樹勢等に

ついて指導いただきました。

❶河口浅間神社の七本杉(富士河口湖町):県指定天然記念物

山梨県造園組合 緑の相談所 巨樹名木 天然記念物 *富士河口湖町河口1

広大な境内には巨木が多く、歴史の厚みを感じさせます。推定樹齢750~1200年、最大幹回り8.5m。七本杉には、「御爾(みしるし)「産射(うぶや)」「齢鶴(れいかく)」「神綿(しんめん)」「父母(かづいろ)」「天壌(てんじょう)」の名が付いています。この他に3mを越す、モミ9本、スギ20本、ケヤキ9本、ヒノキ1本、トチノキ1本と巨木があり、かなりの樹齢と思われます。

 

❷富士浅間神社の大スギ(富士吉田市):県指定天然記念物

山梨県造園組合 緑の相談所 巨樹名木 天然記念物 *富士吉田市上吉田

北口本宮富士浅間神社は吉田口登山道の起点となっています。太郎杉は拝殿に向かって左手前に立っています。太い幹がスッと立ち上がり、境内一の雄姿を示している。根がまたすごく、板状に広がり、巨大な漏斗を伏せたようです。拝殿側の幹に、他のスギの樹皮を張り付けて修理痕もみられます。社殿の横には目通り8.0mの「次郎杉」もあります。

 

❸精進の大スギ(富士河口湖町):国指定天然記念物

山梨県造園組合 緑の相談所 巨樹名木 天然記念物 *富士河口湖町精進

精進湖の北岸の集落の中に、精進諏訪神社があり、境内地の西の隅にある巨木で、樹齢伝承1200年、樹高43m、幹周10.5m。早川町の湯島の大杉に次いて、県内で2番目に太いスギであります。この神社拝殿南側には「精進諏訪神社の大スギ」幹周6.9mがあり、町の指定の文化財です。他に幹周4.6mのウラジロモミなど見事な巨木の社叢です。

 

この日は富士山下宮小室浅間神社のカツラや内野浅間神社のトチノキ、咲き終わっていましたがクマガイソウも見学をしました。