令和7年度 第2回「巨樹名木学習講座」を、7月6日(日)に開催しました。

講師の緑の相談所樹木医、角田信夫先生から樹木の特徴・過去の保護対策・現況の樹勢等に
ついて指導いただきました。

❶龍泉寺の万年マツ(山梨市):県指定天然記念物

山梨県造園組合 緑の相談所 巨樹名木 山梨県造園組合 緑の相談所 巨樹名木 ※山梨市市川2151番地

樹種はクロマツで、お寺がこの場所に移された  明和2年(1765年)ごろ植樹されたと考えられています。推定樹齢350年

 

❷膝立の天王ザクラ(山梨市):県指定天然記念物

山梨県造園組合 緑の相談所 巨樹名木 ※山梨市牧丘町牧平1759

エドヒガンザクラの巨木であり、県指定天然記念物です。樹齢400年と伝わっています。非常に歴史のある桜であり、近くを流れる清らかな赤芝川との眺めは、美しい中に安らぎを感じる事ができます。道を隔てて北側の津島神社を天王さんと呼ぶのにちなみ、天王ザクラと言われています。

 

❸吉祥寺の新羅ザクラ(山梨市):県指定天然記念物

山梨県造園組合 緑の相談所 巨樹名木 ※山梨市三富町徳和2番地

幹周1.35m 樹齢推定400年 源頼義の三男、新羅三郎義光が植えたと伝えられる桜です。昭和28年8月に台風により、倒伏しましたが、幹の一部から胴ブキが発生し、成長し、現在に至っています。山門と本堂の間に植わっている、エドヒガンで、枝張りは東5,5m、西北南は7mあります。本堂側に5m以上伸びた根が倒れた本幹だと思われます。本堂も市指定有形文化財です。

 

この日は以上3か所の他に、広瀬の大ナラや雲光寺のタラヨウなども見学しました。 予定していた「姥の栃」および「杣口のサワラ林」への見学につきましては、現地周辺で崖崩れが発生し、全面通行止めとなってしまったため、安全を最優先に考慮し、やむを得ず見学地を変更させていただきました。