第24回緑の教室 11月10日(日)金川の森(笛吹市)で開催

講師に、博士(造園学)であり樹木医でもある大塚広夫先生を迎え、樹木観察会を行いました。

造園組合 緑の相談所 緑の教室 金川の森

紅葉で色づく金川の森(どんぐりの森)を散策しながら、ソヨゴ・テーダマツ・ニシキギ・トウカエデ・カツラ等、17種類の樹木を中心に大塚先生から、その木の特徴等、お話を伺いました。

観察途中で、クヌギとコナラの木にナラ枯れの症状が出ていることを確認しました。(大量のフラスが根元に積っています)

ナラ枯れとは、カシノナガキクイムシという昆虫がナラ菌(病原菌)により樹木が枯死する樹木の伝染病です。本県では、令和元年10月に初めて、峡南地域や富士東部地域で確認され、今まさに県内に拡がっており、早期発見、徹底的な防除が必要な病気です。

参加者は「ナラ枯れの症状を見る」という貴重な体験をしました。

カツラの葉の甘い匂いの中で、参加者は秋を感じることが出来ました。

例年、同じ時期に樹木観察会を開催していますが、例年に比べ今年は紅葉が遅いように感じました。