令和3年度「巨樹名木学習講座」の第3回を、11月3日(水)に開催しました。
当初の計画では8月29日開催予定でしたが、「新型コロナウイルス感染防止への協力要請及びまん延防止等措置」に基づき延期となり、今回の開催となりました。
講師の緑の相談所樹木医、角田信夫先生から樹木の特徴・過去の保護対策・現況の樹勢等についてご指導いただきました。
この日はまず、河口浅間神社の7本スギ(富士河口湖町):県指定天然記念物に行きました。※富士河口湖町河口1
推定樹齢750~1200年、最大幹回り8.5m。七本杉には、「御爾(みしるし)」「産射(うぶや)」「齢鶴(れいかく)」「神錦(しんめん)」「父母(かづいろ)」「天壌(てんじょう)」の名がついています。
この他に3mを越す、モミ9本、スギ20本、ケヤキ9本、ヒノキ1本、トチノキ1本と巨木があり、かなりの樹齢と思われます。
次に見学したのが富士山原始林及び青木ヶ原樹海(富士河口湖町):国指定天然記念物※富士河口湖町西湖青木ヶ原
青木ヶ原樹海、あるいは富士の樹海と呼ばれ、山頂から眺めると、木々が風になびく様子が、海原でうねる波のように見えることから「樹海」と名付けられたという説もあります。
樹海の歴史は約1200年とまだ浅く、若い森であり、富士箱根伊豆国立公園に属し、富士山原始林及び青木ヶ原樹海という名称で、国の天然記念物に指定されています。
最後に見学したのが、精進の大スギ(富士河口湖町):国指定天然記念物 ※富士河口湖町精進
精進湖の北岸の集落の中に、精進諏訪神社があり、境内地の西の隅にある巨木で、樹齢は伝承1200年、樹高43m、幹周10.5m。
早川町の「湯島の大杉」に次いで、県内2番目に太いスギであります。
この日は時間に余裕があったため、以上三ヶ所の他に、三十三番堂のケヤキと本栖山宮社の夫婦スギも見学しました。