令和3年度「巨樹名木学習講座」の第5回を、10月9日(日)に開催しました。
講師の緑の相談所樹木医、角田信夫先生から樹木の特徴・過去の保護対策・現況の樹勢等についてご指導いただきました。
この日はまず、双幹のケヤキ(市川三郷町):市川三郷町指定天然記念物に行きました。※所在地:市川三郷町鴨狩津向867
旧子安神社御神木と称し、根回りは6.70m、樹高は14mあります。樹齢は500~600年と推定され、枝張りは東9.50m・西9.30m・南7.60m・北10.80m。樹形が北北西に向かって70度に二仕幹に開き伸びており、北側根元に二本の石仏を抱き込んでいます。
次に見学したのが四尾連のリョウメンヒノキ(市川三郷町):山梨県指定天然記念物※所在地:市川三郷町山保(四尾連)
樹高28m/27m、目通り幹囲6.3m/4.6m、推定樹齢300年以上。
子安神社社殿の横手に2本の大ヒノキが立っている。
「リョウメンヒノキ」というのは、ある種の奇形で、ヒノキを特徴づける葉裏の「Y」字模様が現れず、表裏両面とも同じようだということで名付けられた。
最後に見学したのが、熊野神社のオオクヌギ(市川三郷町):市川三郷町指定天然記念物 ※所在地:市川三郷町市川大門5154
クヌギの大木は人里には少なく、大体は手ごろのうちに薪になってしまいます。ここでは神社内にあったため、その難を逃れ、大きくなったと思われます。
樹高19.3m、根廻り4.7m、目通り3m、枝張り東3m・西9.8m・南6m・北7m。