令和3年度「巨樹名木学習講座」の第6回を、10月31日(日)に開催しました。
講師の緑の相談所樹木医、角田信夫先生から樹木の特徴・過去の保護対策・現況の樹勢等についてご指導いただきました。
この日はまず、比志神社の大スギ(北杜市):県指定天然記念物に行きました。※北杜市須玉町比志872
高さ35.0m、幹回6.9m、推定樹齢500~600年(2本癒合木)
大スギは樹勢も良く、背丈も充分ですが、その他の木々も背が高い為、遠くから見ても目立ちません。
表から見ると2本に、裏に回ると1本に見えます。塩川の畔にありながら、500~600年もの長い間、氾濫がおきずにここに立っています。
次に見学したのが日影のトチノキ(北杜市):県指定天然記念物※北杜市須玉町比志5966
地上2m付近で3本の太い幹に分かれている。目通りよりも、その辺りの幹囲の方がずっと太い。素晴らしい樹体です。
近くの雑木は切り払われ、木々は少し離れて大トチを取り囲んでいます。まるで一帯の全てがこの巨木に敬意を表しているように見えます。数本が合体したもののようにも見えますが、合体木の特徴である融合部の肥大が見られないため、1本が分かれて成長したものである可能性も否定できません。2009年主幹から延びる枝が折れました。
最後に見学したのが、根古屋神社の大ケヤキ(北杜市):国指定天然記念物 ※北杜市須玉町江草字根古屋5336
樹高21m、目通り幹囲11.9m、推定樹齢約1000年。
社殿に向かって右手が畑木、左手が田木と呼ばれています。
畑木の方が早く芽吹く年は畑作物が、田木の方が早く芽吹く年は米が豊作だと伝承されています。塩川の橋を渡って下流側から訪れると、道の正面に畑木の姿が見え、頂部が欠損しているので、第一印象はまるでバオバフの木のようです。
渡辺典博著「巨樹・巨木」(山と渓谷社)ランキングでは、それぞれケヤキの部の4位と10位に挙げられています。
この日は時間に余裕があったため、以上三ヶ所の他に、穴平諏訪神社のスギ・遠照寺のアカマツとオハツキイチョウ・勝手諏訪神社の大モミ・富士浅間神社のスギも見学しました。(全て北杜市)