2月8日に、鳥獣センター主催イベント「保護された動物の環境づくり」を実施しました!

鳥獣センターに運ばれた生きもの達は、それぞれが抱える病気・ケガの状態や鳥獣の種としての特性に合わせた環境で過ごすことで、自然復帰へ向けてリハビリを行います。今回のイベントでは、今年度春に保護されたホンドギツネのケージで環境づくりに挑戦!キツネは赤ちゃんの状態で保護された子で、体はもう大人のキツネと変わらないサイズです。現在病気やケガはなく、自然に帰すか、動物園に譲渡するかで協議中となっています。この子から野生に近い行動を引き出し、快適に過ごしてもらえるケージを目指します!

まずはキツネの特徴、野生での生活を知る所からスタート。キツネの生活を快適にするには、今ある平面的な広さだけでは足りないことがわかりました。参加者全員で協力して、キツネが上下にも移動できるようにケージ内に足場となる板や棚を設置。更に隠れ場所兼エサ探しに利用できるU字溝も設置。寝床には寒さを軽減できるように、たっぷりと落ち葉も敷きました。完成したケージのあちこちに食べ物を隠して、ついにキツネが入場!
「歩き回って食べ物を探してるね」
「U字溝に潜ってオヤツをとった!」
キツネは新しいケージに少しビックリしていましたが、大満足の様子で食べ物探しに夢中でした。

ご参加くださった皆様、寒波で大変寒い中ありがとうございました!ぜひまた遊びに来てください♪

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