緑の相談所 (旧山梨県緑化センター)

第24回 緑の教室「樹木観察会」を開催しました

第24回 緑の教室「樹木観察会」を開催しました

11月9日(日)笛吹市の金川の森で開催

講師に樹木医の大塚広夫先生を迎え、園内を散策しながら秋の樹木を身近で観察しました。

 

金川の森の園内は、静かにこれから迎える冬に向け準備をしているようで、葉は鮮やかに色づいていました。園内には沢山の樹木が植えられており、大塚先生にいくつかの樹木を選んで頂き、樹木の名前や樹形、樹皮、葉の特徴など、詳しく説明して頂きました。園内では、成長の早い樹木は光を求めすくすくと伸び、幹が細くても樹齢が多いものもありました。樹木のそれぞれの特徴は、地上部、根の部分でもあり、移動できない樹木は栄養を吸収するため様々な工夫をしているそうです。隣り合った樹木の葉は、お互いがぶつかり合わないよう光に向かって葉を広げ、まるで意志があるように感じられました。

クヌギやアラカシ、コナラなどはどんぐりの実をつけ下に落とし、子孫を繋ぐための準備をしていました。また、ソヨゴやニシキギはかわいい赤い実を沢山つけていました。街路樹として多く植えられているニセアカシアは、崩壊性の地形にもよく育つことから国内でも多く植えられているとのこと。園内にも沢山植えられていました。

真っ赤に色づいたトウカエデ、カツラの木の下で秋を満喫していると、心配していた雨が少し降り出し、この観察会の終わりを待っていてくれたかようでした。

大塚先生に日頃疑問に思っていた事なども質問でき、充実した樹木観察会を終えることが出来ました。

観察樹木/テーダマツ,ケヤキ,アカマツ,ヤマブキ,ウツギ、ミツバツツジ他

   

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